D.I.Y.の部屋
　(Julienne編)
昔は良くやってたD.I.Y.も最近では殆どやりません。時間もったいないし．．．
とは言え、安く済ますためにはそれなりにD.I.Y.も必要です。


  フロント・エアコンレジスタパネル異音対策 助手席編 2005/11/27 (2)

1 始めに
今回のD.I.Y.の目的は、フロント・エアコンレジスタパネルの異音対策です。

現在JulienneにはMODELLISTA製の木目調エアコンレジスタパネルが付いています。このパネル付近からクルマの振動などに合わせて、「ピシッ」とか「キュッ」と盛んに異音がします。

まぁ取り替える前から異音はしていたのですが、取替え後に音大きめで頻発するように成ったのですね。で、ディーラーに見てもらったのですが、最初は取り付け時の作業ミスでツメが上手く止まってなくて音がしていました。
(ちなみに素人の私が見ても建てつけがおかしいと分かるような状態で取り付けてあった．．．(ーー;)

何回か対策してもらったのですが、一向に治る気配が無いので自分で対策する事にしました。

今回連続作業する一連の異音、騒音、振動対策の内(2)に相当します。
(1) グローブボックス： フェンダー側から聞こえる異音対策、レーダー探知機の電源コード救済
(2) フロント・エアコンレジスタパネル： 異音対策
(3) フロント・ツィーター： デッドニング
(4) センター・イオンレジスターパネル： 異音対策
(5) フロア： ロードノイズ対策
(6) 運転席フロア： アイドル時・走行時の振動対策


手順としては、以下のようになります。
(1) インストルメントパネル フィニッシュパネルエンドＬＨを外す。
(2) インストルメントパネルロアカバーを外す。
(3) カウルサイドトリムボードＬＨを外す。
(4) グラブコンパーメントドアAssy(グローブボックス)を外す。
(5) エアコンレジスターパネルを外す。
(6) 異音対策。
(7) 逆の手順で、元に戻す。

尚、今回の(1)〜(4)までの作業はやり方によっては不要です。Ｘの修理解説書ではグローブボックスを外した状態でのエアコンレジスタパネルの外し方が載っていて、今回はそのやり方に準じています。
しかし、器用にやればグローブボックスを外さなくても、グローブボックスとパネル下部の隙間に引き出しに使用可能な平たい内張り剥がし等を使用して外す事も可能でしょう。
私は、クリップを折るのが嫌で修理解説書どおりにやりました。

今回の材料は、以前シフトゲージへのカーボンシート貼り付けで使用したシリコングリスです。

(シリコングリスの写真は有りません)
2 エアコンレジスタパネルを外す為の下準備

ここは今回の一連の作業の前回分である。グローブボックス近辺静音化の手順をご参照ください。


写真もグローブボックス近辺静音化をご参照ください。
3 エアコンレジスターパネルを外す

さて、グローブボックスが外れたら、エアコンレジスターパネルの下部が見えるようになる筈です。
下の写真は、エアコンレジスタパネルの取り付け状態を下からデジカメで撮ったものです。クリップが見えますね。
先ずはコレを手で押し出して、パネルを浮かせます。
浮いたら、表面の中央側から少しずつ上に引き上げながら外していきます。ドア側の方はウェザーストリップの方まで延びているので注意が必要です。

私のＸの場合、この方法で良いと分かっていても外すまでに１０分ほど掛かりました。
クリップを押し出す際も、その後表側から引き出す際も異常に力がいるのです。
なんで？と思いましたが、外してみて納得、全てのクリップに異音防止用の布テープが貼り付けて有りました！これの所為でキツク留まっていたからなのです。

恐らくディーラーが異音対策としてやったんでしょうが、やり方間違えているよ君達！これじゃキツ過ぎて「逃げ」が無いので、ちょっとした事で益々音が出ちゃうだろ！？

まるで素人のような考え方だな．．．．．






この写真ではレジスタパネルに張り付いていた余計なテープは外してあります。
4 異音対策

さて、では私の異音対策は何かと言うと、逆に「逃げ」易くする事です。

異音の音の種類が「ピシッ」とか「キュッ」の場合は、その殆どはパネル面の端同士が擦れて立ててる音です。 面と面の張り合わせの異音ならば、防音テープなどの貼り付けが有効ですが、パネルの端同士が音を立てている(恐らくは今回の異音の原因)のが理由ならば「擦れる」のを前提に「スベリ」易くするのです。

具体的には、擦れ合いそうな所にシリコングリスを塗ってあげて、擦れ時に「ツルッ」と行くようにするのです。

と言う訳で、シリコングリスをエアコンレジスタパネル、ダッシュボード側に塗りたくります (^_^;)

これでOKの筈！！

シリコングリスは結構この手の対策には向いています。
5 組み付け直し

逆の手順で組み付け直します。

今回の作業もマダマダ続くので、完成形の写真は無しです。

結果の方は、今の所バッチリです！

長時間走ったわけでは無いですが今の所「ピシッ」とか「キュッ」の異音は出てません。